平成24年3月11日は、東日本大震災から満1年を迎えた日です。TV各局は1年前の映像を流し、改めて震災の凄さを伝えていました。
午後2時46分に天皇・皇后両陛下をお迎えして「東日本大震災1周年追悼式」が行われました。天皇陛下は2月18日に東大病院で心臓の冠動脈バイパス手術を受けられ体調が心配されましたが、陛下の強い希望で今回の追悼式に出席されました。お言葉も大きな声でしっかりとしていました。感動し、聞いていました。
平成24年3月10日現在で震災での死者は15,854人、行方不明者3,155人、仮設住宅での避難者は343,935人といいます。この多くの被災者の無念を思いますと心が痛みます。心からお見舞い申し上げます。
この震災で日本人の「絆」の強さが世界中の人から賞賛され、日本人として誇りに思っていましたが、最近相次いで報道される「孤立死」については、なんともやりきりない気持ちです。ガスを止め、電気を止め、水道を止めればどうなるかは考えないのでしょうか。
料金が支払われないのには色々と事情があるのでしょうが、もう少し心の通った行動がとれなかったのかと思います。「新聞が溜まっていた」、「郵便物が溢れていた」との報道を見ますと、何か手の打ちようはあったのではないかと思います。個人情報の保護で対応が遅れたとの行政の発言を聞くと、何のための保護法?と思います。行政の対応に問題があるのではと感ずるのは私だけでしょうか。事務所だより第300号をお届け致します。
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