No.311 2013.02.12発行

　２月4日の立春は暖かく、もう春になったかと思わせましたが、その後は雪が降ったりして寒い日が続いています。6日には大雪が降るとＴＶやラジオが大騒ぎしましたが、結果は大したことなく、ただ電車が間引きで混雑しただけでした。ＪＲも判断ミス？東日本大地震の時も電車が一斉にストップしたことを思い出しました。
　1月16日にアルジェリアで発生したテロによる日本人人質事件は10人の犠牲者が出てしまいました。多くの日本人が海外に出ていますが、今後の対応が心配ですね。
　中国の大気汚染が海を越えて、日本の各地に及んでいるという。環境省は「直ちに健康に影響はない」というが心配です。中国の北京に1日いたら、タバコ21本吸うのに相当するという。現在中国とは尖閣諸島をめぐる問題で、海上自衛隊の護衛艦にレーダー照射されたことでもめていますが、大気汚染問題は中国国内だけでなく、我々日本人にとっても大問題です。日本の技術協力で環境問題を解決し、仲直りができないものでしょうか。
　公務員の退職手当の引き下げで、３月末で退職予定の教員が１月末に退職するという「駆け込み退職」が問題になっていますが、駆け込み退職する教員を責める前に、何故来年度からの改定にしなかったのか。しかも、早期退職者には「再任用対象外」という。国家公務員の引き下げに伴っての変更というが、４月以降に先送りした自治体もあるという。寛大な案がなかったのか？
　２月10日ＰＣ遠隔操作男が逮捕されました。現時点では本人は犯行を否認していますが、今回は誤認逮捕は許されませんね。
　事務所だより第311号をお届け致します。

再雇用者の社会保険の資格の取り扱い

　定年後の再雇用者については、被保険者資格を同日得喪し、標準報酬月額等級の見直しをしていますが、その要件として、「特別支給の老齢厚生年金の受給権者」とされています。平成25年4月以降60歳になる男性から、特別支給の老齢厚生年金（報酬比例部分）の支給開始年齢が61歳から65歳まで段階的に引き上げられます。
　これに伴って、同日得喪の取り扱いが改定され「60歳以上の者で、退職後継続して再雇用される者」であれば年金の受給権の有無を問わず従前通り同日得喪ができることになりました。但し、届け出するときには、再雇用契約書等の証明書の添付が必要とされています。

雇用保険被保険者数通知のハガキについて

　雇用保険被保険者の適用漏れを防止するものとして、雇用保険の適用事業所へ、平成24年11月30日現在の「雇用保険被保険者数」を通知するハガキが送付されます。
　平成25年2月1日から順次発送されていますが、このハガキが着きましたら、被保険者数を確認して下さい。不一致の場合や不明な点につきましては当事務所に遠慮なくご一報下さい。

派遣労働者を受け入れている事業所さんへ

　派遣期間が満了するまでに派遣労働者を直接雇用する事業主で、次の要件のいずれにも該当する場合には、奨励金が受給できます。

(1)　６か月を超える期間継続して労働者派遣を受け入れている業務に、派遣労働者を無期または６か月以上有期（更新ありに限る）で直接雇い入れる場合。

(2)　労働者派遣の期間が終了する前に派遣労働者を直接雇い入れる場合。

　なお、実際に奨励金を受給するにはこの他に一定の要件がありますので、詳しくは都道府県労働局、ハローワークへ問い合わせて下さい。
＊派遣労働者雇用安定化特別奨励金の内容
(1)　期間の定めのない労働契約にした場合
　　大企業には、50万円
　　中小企業には、100万円
(3)　６か月以上の期間の定めのある労働契約にした場合
　　大企業には、25万円
　　中小企業には、50万円
　但し、この奨励金の申請は、平成25年3月31日までにする必要があります。急いで検討して下さい。

高年齢者の入浴事故を防止するには

　2011年に高年齢者が入浴死した数は17000人と推計されていますが、約6割の事故が12月から3月までという。
＊冬場の入浴事故を防ぐには
(1)浴室の床や壁にお湯をまく、脱衣所には小型暖房を置
いて室温を上げる(2)お湯の温度は38から40度に(3)入浴
時間は５～10分程度に(4)入浴前後にコップ1杯の水を飲
む(5)家族は入浴中にこまめに声をかける等
　その他に、食事の直後や深夜・早朝の入浴は避け、日中に入るなどと工夫して、楽しい風呂にしましょう。

　体罰問題が連日報道されていますが、元巨人の桑田真澄さんが、自身も体罰を受けたが「体罰が僕を助けてくれたことは一度もなかった」と話しています。
　巨人，大鵬、卵焼きの元横綱大鵬、納谷幸喜さんが72歳で亡くなりました。合掌。
　1月末に急に腰が痛くなり、2～3日休養しましたが、病名は加齢による「脊柱狭窄症」という。特に治療法はないという。体力を付けることというので、取りあえず、「ラジオ体操」をすることにしました。

先月号の記事に誤りがありました。「福禄寿」を「寿福禄」としてしまいました。これでは「福」はきませんね。