トピックス


No.320 2013.11.12発行


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 11月11日午後東京都心で最大瞬間風速17.9メートルの寒い北西の風が吹き、気象庁は「木枯らし1号」と発表。昨年より7日早いという。本格的な冬到来か。風邪など引かないようお互いそれぞれ気をつけましょう。
 さて、台風26号で伊豆大島に大きな被害が出て大騒ぎをしたばかりなのに、今度はフィリピン中部のレイテ島などに猛烈な台風30号が襲い、死者・行方不明者が1万人を超えるのではないかと報道されています。この台風の最大瞬間風速が105メートルと発表され、史上最強クラスと専門家は言っています。台風と津波が一挙に襲ったような被害状況という。心よりお見舞い申し上げます。
 ユネスコの無形文化遺産に「和食 日本人の伝統的な食文化」が12月に登録される見通しと文化庁が発表しましたが、その直後に料理の虚飾表示問題が全国に広がっています。全国の有名ホテルから百貨店、レストラン、お酒まで際限なしの状況。日本人が世界に誇る「おもてなし」への信頼はどうなるのか。中には10年以上前から行っていると聞くと2度びっくり。虚偽表示の余波として「伊勢エビ」が高騰していると言う。正月のおせち料理に「本物の伊勢エビ」の調達に動いているのかな?? 
 日本シリーズは、楽天が4勝3敗で日本一に。巨人は全く良いところなし。田中将大投手に初黒星をつけたことが唯一の救いか。一方ワールドシリーズでは、上原浩治・田沢純一の所属するレッドソックスが優勝しました。上原投手の活躍ぶりは見事でしたね。
 事務所だより第320号をお届け致します。


65歳まで雇用する企業が大幅増に!
 厚生労働省が今年の6月1日現在の雇用状況調査を発表しました。それによりますと、従業員31人以上の企業14万社のうち、希望者が65歳までか、それ以上働ける企業は約9万5千社で全体の66.5%。昨年に比べて17.7%上昇したという。規模別では、従業員300人以下の中小企業では、68.5%、300人超の大企業では48.9%という。これは、中小企業は若手の採用が難しく、シニア層に頼る傾向が強いことが背景にあるという。4月に施行された改正高年齢法は、希望者全員に対する65歳までの段階的な雇用確保が企業に義務付けられています。
 具体的には、男性の報酬比例年金の支給開始年齢が2年毎に引き上げられることから、今年の4月1日から平成27年3月31日の間に満60歳になる人は、61歳までは希望者全員の雇用確保が義務化され、平成33年4月1日以降60歳になる人(昭和36年4月2日以降生まれ)]からは、65歳までの雇用が義務化されています。
 なお、多くの企業では再雇用後の賃金が大幅に下がるケースが多く、シニア層のやる気を維持し、現役並みの戦力として活躍して貰うことが出来るかが今後の課題とされています。高年齢者の雇用制度については遠慮なく当事務所にご相談下さい。


裁判員候補者の通知について
「裁判員候補者名簿への記載のお知らせ」が、毎年11月に、来年1年間の裁判員候補者に送られてきます。
 この名簿は、市町村の選挙管理委員会がくじで選んで作成した名簿に基づいて、裁判所ごとに作成されたものです。このお知らせは、来年裁判員になる可能性のあることを事前にお伝えし、あらかじめ心づもりをして戴くために送られるものです。
 従業員からこの「お知らせ」が来たと相談がありましたら、会社としては前向きに対応して下さい。裁判員については、このお知らせに詳しく書いてありますから、よく読むように指導して下さい。一定の理由があれば、裁判員候補者から辞退することも可能です。
 裁判所に出頭したときの休暇や賃金などの扱いについては就業規則に規定しておくことが必要かと思います。規定する内容等詳しいことは当事務所にご相談下さい。


日本年金機構からのお知らせから
 60歳からの「特別支給の老齢厚生年金」を受けられる方が、雇用保険の「失業給付」や「高年齢雇用継続給付」を受けることができるときは、失業給付等を優先し、年金の一部又は全部が支給停止になります。
 今までは、この手続きとして「老齢厚生・退職共済年金受給権者支給停止事由該当届」の提出が必要でしたが、10月1日から、次の場合この届出が不要となりました。
(1)年金を受け取る権利が発生したとき
(2)ハローワークに求職の申し込みをしたとき
(3)高年齢雇用継続給付を受けることができるとき
 但し、日本年金機構に年金請求時に「雇用保険被保険者番号」の届出をしていることが必要です。
後記
この1か月間に次の方がお亡くなりになりました。
「アンパンマン」のやなせたかしさん(94歳)
「広告批評」元編集長の天野祐吉さん(80歳)
「愛の讃歌等の作詞家」岩谷時子さん(97歳)
「打撃の神様、V9監督」の川上哲治さん(93歳)
「人生色々の演歌歌手」の島倉千代子さん(75歳)
夫々の分野で大きな足跡を残してくれました。合掌!
 11月5日〜10日にインドネシアへ視察研修の旅に家内と一緒に訪れました。ジャカルタ空港から白バイの先導で大使公邸に。インドネシア大使を初め多くの要人に歓迎され、豪華な公邸料理で歓迎されました。後半はバリ島を観光して帰ってきました。楽しかった!

文化勲章を受章した高倉 健さんの受賞の言葉「日本人に生まれて本当に良かった」「母親の=辛抱ばい=が心の支えに」

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