厚労省によると、平成26年度に精神疾患を理由に労災申請したのは1456人で過去最多で、労災認定された497人のうち、自殺者(未遂を含む)も過去最多の99人という。精神疾患で労災認定された人の発症原因は「悲惨な事故や災害の体験・目撃」(72人)、「嫌がらせ、いじめ、暴行を受けた」(69人)、「月80時間以上の時間外労働を行った」(55人)、「セクハラを受けた」(27人)、「上司とのトラブルがあった」(21人)という。
一方、「個別労働紛争解決制度」の利用状況によると、全体の相談件数238,806件のうち、パワーハラスメントにあたる「いじめ・嫌がらせ」は62,191件と3年連続で最多。パワハラの具体例として「ミスするたびに上司が怒鳴る」ので人事課に相談したら上司から仕事が与えられなくなったり、店長から日常的に「ばか」「おまえ」と言われ精神的苦痛から退職に追い込まれたという。
指導のやりすぎは、パワハラになるかも。
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